2019年3月24日( 日 ) メンバー:442大西茂之、716上田航生、サポート:498増井和久
前回と同じくJR大和小泉で増井君にピックアップしてもらい、名阪国道をひた走り亀山から石水渓の入り口に到着。 新名神の橋脚の林立する異様な雰囲気の場所、地元の人が言うには、夜間早朝でも車の騒音が煩いらしい。本日はここからスタート、私と新OBの上田君と二人旅になる。
10時45分 仙ヶ岳登山口手前から林道に入り、茶畑を抜けて急坂を登り切ると、広々とした坂本の棚田に出る。坂本集落はここの上部、お社の広場が見晴らし台になっていて、なかなかの絶景、黄色いミツマタの花が一杯。 集落を抜けて峠を越える、ようやく下りを快走するが、墓地、石灰岩の鉱山、工場、耕作放棄地にソーラー・・残念な景色が続く 迷いやすい集落から林道に入ると、突然眼下に新名神高速道路が現われる。大規模な高速道路が、足元のトンネルから名古屋方面に伸びていく様は圧倒的ではあるが、引き返せない開発の恐ろしさを感じる。 これを過ぎると、今度はグランドキャニオンのような巨大な鉱山が出現する。美しい集落や茶畑の背景に無残な山肌はミスマッチだが、この地域独特の風景。 ここを過ぎて、ようやく気持ちの良いトレイルに入る、古いお社から桃林寺、そして椿大神社(つばきおおかみのやしろ)に到着。 ここは猿田彦さんの総本宮とのこと、とても立派な神社、お正月のように参拝者の行列ができていた。 この後、茶畑、林道、荒野のような内部川の河原を行く。 枯れた川を渡渉すると道標と道筋が合わず、少し迷いつつも何とかクリア もみじ谷をぬけて少し標高が上がると、眼下には茶畑がどこまでも広がって、その先に太平洋、本日一番の絶景。 ここから延々と登り主体の林道を続く、じわじわ頑張って進むが、次第に体力が奪われる。湯森林道に入ると、植林帯を抜けて山岳道路となり標高がさらに上がる。こんな山奥に刻まれた林道,どこに続くのかと思いつつ足は重く、腕を振って強歩で頑張る。 最高到達点550mの屈曲点,鎌ヶ岳(1161m)が端正な姿を見せた。 林道はこの先砂礫に埋まり、特殊な四駆かオフロードバイク以外通行不能な状況。 すり鉢状の道、斜面を飛び渡りながら下降して、谷沿いの険しい遊歩道に入る。 この道は危険な廃道寸前のルート、自重しつつ慎重に下降を続け、ようやく安全な堰堤の上でほっこり休憩、本日初めて座る。 ここからは比較的安定した渓谷の遊歩道、10分ほど駆け下って、三交湯の山温泉バス停にゴール15時半。 景色、標高とも変化あるコースだった、沢山の初めての風景に出会えて感謝。
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