島々→徳本峠→岳沢→天狗コル→西穂高→小鍋谷→新穂高 前の年に八が岳で春山の入門をした ある程度の自信をもって、北アルプスに臨んだ 5/1 上高地に入るのはやはりワンゲルとしては、徳本峠からでなければならない JR・松本電鉄で島々へ 懐かしの岩魚止にやっとの思いで着いた 峠には17時たどり着く 小屋は昔のままだが、アンアン・ノンノン世代の若い女性で満員だ キャーキャー嬌声が響き、峠の古い山小屋にそぐわない 5/2 雨だが気分よく上高地へ降りる 人人人,すぐに岳沢へと逃げた 岳沢は雪崩の音が轟き、真っ白な山々が大迫力で迫る たちまち自信がなくなり、ここ岳沢に今居る全部の人が超ベテランに思え、ちじこまってしまった 5/3 6時出発 天狗沢の先行者は一人、スゴ沢六人・奥明神沢はすごい人たち 陽が射し出し小屋を出る登山者がアリの様に見える 上部になって沢が狭くなり、雪壁に囲まれた 左上に真っ黒な畳岩が迫る 一段と傾斜が強まり、雪が胸につかえる ピッケルで必死に雪を掻きだしながらコルへ登った ここから西穂へ向かうのは私だけだ 気温が上がり雨が降り出した 雪がグズリ出すが、岩が逆層なのでアイゼンを外す 天狗岩は夢中で登り鎖にぶら下って降りた 西穂からくるパーテイはアンザイレンしている 単独の私はより慎重になった 岩稜を過ぎた丸山付近で、岳沢側の細い縦走路 突然足の下の雪が抜けた 岩壁と積雪の間が溶けて隙間の空間ができている シュルンドに落ち込んだのだ 胸まで沈み、背中のキスリングで止まってほぼ宙ぶらりだ 靴が氷雪にひっかかり、足が上がらない まず気持ちを落ちつかせ、ザックを静かに下ろし、ピッケルで足の周りの雪を掻いた 慎重に這い上がる シュルンドの下は真っ暗で見えない 時間も遅く登山者がいなくてヤバかった 丸山を超え山荘が見えた時は、心からホッとした 5/4 ロープウエイの利用者ばかりなので、小屋からのトレースが無く、下山道が判らない トレースはないが小鍋谷を下りることにする なんだかんだでコースタイムの倍かかった 新穂高温泉で小鍋谷で摘んだフキノトウを肴に、ビールで打上げ うまい 最高だ 画像@1982年の徳本小屋 A天狗のコル Bシュルンドに落ちた C小鍋谷からの西穂高 |